爽…

一生独身…って、そんなに傷つく程、相手の奴を好きだったのか?

「俺は、園部はいい女だと思うぞ。」

言ってから、ものすごく恥ずかしい事を口にした事に気付いた。

「だから、もう合コンなんかで自分の価値を
確認するな。
あれじゃ、程のいいホステスと一緒だ。」

どうせ恥ずかしい事を口にした後だ。
ここで一気に攻めよう!

「じゃ、金曜、開けとけ。
飲みに行くぞ。」

「え!?」

爽は、目を白黒させる。

「お前、どうせ予定空いてたら、誘われるまま
合コン行くだろ?」

「うっ…
おっしゃる通りです。」