時々、 「ひっ」 とか 「きゃっ」 とか、悲鳴をあげる私の隣で、将軍さんも、時々、ビクッと体を硬直させるのが、腕を通じて伝わってくる。 ふふっ 誰が見たって、怖いものは怖いのよ。 映画を見終わると、冷や汗と共に、脱力感に襲われる。 「はぁ… 怖かったね〜」 と私が言うと、 「くくっ 自分で選んだくせに。」 と笑われた。 と同時にぎゅっと私の肩を抱いてくれる。 将軍さんの大きな手から、安心をもらう。