ーガンッー



この扉は簡単にあく。俺達が逃げ出さないのをわかっていて鍵もボロボロのままにしてあったんだ。




ータッタッタッー


裸足のまま駆ける。こんなに思いっきり走ったのが初めてかもしれない、そのくらい必死に走る。




足が絡み、思うように進まない。

足の裏がありえないほど冷たくて痛い。

酸素が足りない、上手く息ができない。





でも、進む足をとめたりしない。



真輝「敦っ……!」



どこにいる!考えろ!!

この組織の構造は把握しているから、敦が捕まっているとすれば、地下の牢獄!!