ーガチャー 真田「ただいま。……って、そうだいねぇんだった。………あ?」 テーブルの上になにかある、なんだ? 真田「………おにぎり?」 ″母さんがいないからってご飯食べないっていうのはだめだからね。″ 真田「ッチ」 バレてたのかよっ。…つーか、俺のために米なんて使うの贅沢だ。いちいち帰ってくるのも面倒だろうが。 けれど俺は大人しく椅子に座ってそのおにぎりを口に入れた。 真田「うめぇ…」 そのおにぎりは、小さい頃から食べきたお袋の味がした。