敦「な、な!…仕事もないし、トランプでもしねぇ?!」 真輝「うん!じゃあ七並べな!」 いつか大人が投げるように置いていったトランプ。所々焼けていてグシャグシャで、なにかくっついているような汚いトランプだけど、俺たちにとっては大切な遊び道具だった。 真輝「よっしゃー!俺の勝ちっ」 敦「くそー!!次は勝つ!!」 俺にとって敦は親友で家族で、たったひとりの理解者。この時間は俺にとってすごく幸せな時間だったんだ。 あの時までは。