ー…



ーガチャー



真田「……?」



鍵、空いてたか?……母さんが朝行く時に閉め忘れていったか…もしくは帰ってきていて閉め忘れたか。


真田「ただいまー」



けれど返事は帰ってこない。……それどころか、おかしな感じがした。



真田「……ん……だよ……これっ」



家の中がぐちゃぐちゃになっていた。空き巣の仕業か、それとも…



真田「ッチ」



ープルルルルー



俺は急いで電話をした。



『はい…』


真田「あの!!東山なんすけど!!母さんはっ!!」


『えっと…東山さんなら今日は入っていませんよ?』


真田「…あざっす!!!」


ーブチッー


この調子で母さんが働いている仕事場に片っ端から連絡をした。