moon~満ちる日舞う少女~【外伝】















〜美月side〜





美「ごめん修也、おまたせ」



修「いや全然」



美「はい、これ」


私は手のひらサイズの紙袋を修也に渡す。



修「…?」



修也は首を傾げたあとそれを受け取り、中を開けた。



修「……月のキーホールダー…?」



美「うん。月龍にちなんで」



修「へぇ。綺麗だな…」



そんでもって、フルムーンからのお守りでもあるんだよ。…とは口にしなかった。



修「なんか、舞月からのお守りみてぇ」



美「え…?」



修「あ、いやっ。なんか舞月である美月からもらった月のキーホールダーって、舞月から…トップからのお守りって感じでさ」



修也が優しい顔をしながらそう言うので、なんだかすごく暖かい気持ちになった。



美「修也はさ…」



修「…?」



美「……いや。…なんでもないっ。…早く行かないとみんな待ちくたびれてるかもね」



修「そうだな」



私は言いかけた言葉を胸にしまって、今はこの時を楽しむことにした。