「ひゃ......っ」 小さな小さな悲鳴を上げると同時にはっきりと目が覚める。 「か、かけるく......!?」 彼はわたしの反応なんて無視してそのまま自分の部屋に移動して、 自分のベッドにわたしをそっと寝かせる。 体を起こそうとしたら、 彼は“だめ”というふうにわたしの上にまたがってきた。 わたしは目が覚めるどころか一気に鼓動がドキドキ脈を打つ。 「翔くん、ちょ、ちょっと...!」 どうしていきなりこうなるの? 心臓がもたないよ。