それからわたしはバイトにまったく集中できず、 ミスを連発してしまった。 「夏井さん、顔色悪いよ?無理せず、今日はお客さん少ないし帰ってもいいよ」 店長が気をつかってくれて、本来22時あがりなのに、わたしは一時間以上早く退勤した。 家までの道をトボトボと歩く。 「はあ...」 何度目のため息だろう。 今のわたし、黒いオーラが出すぎて、暗闇と同化しちゃってるよ。 車に跳ねられないように気を付けなきゃ、なんて。