それから一時間経過・・・。シノケンは一向に起きる気配が無い。・・・というか、イビキが煩すぎて凄く耳障りだ。その癖、寝相は良いみたいでベンチの上でジッと寝ている。

しかし、シノケンが起きるのを待っていると私も眠くなってきた。・・・一時間くらいなら別に寝ても良いだろうか?まあ、寝ても大丈夫だろう。私なら変なオッさんに襲われても簡単に始末できるし全然怖くない。

「ふむ・・・では、私も寝るとするか。」

そう言って遥は公園のベンチで目を瞑ることにした。

日頃の疲れが溜まっていたから滅茶苦茶眠いのだ。こんな日もあっても良いだろう。

そんな事を考えていたら、すぐに睡魔に襲われてしまう遥。

そしていつの間にか意識が飛んでしまう。