「ハァハァ・・・後は駆け抜けるだけだっ!決して後ろを振り向くな!」

遥は声の限り叫ぶ。長かった太陽の神殿での戦いから逃げられる。

遥とクレアの二人は神殿から出ると、まだ真夜中の観光スポットに出た。

「わぁ・・・凄く整備されてますねぇ」

目を輝かせながらクレアは感動する。というか、クレアはあれだけ走ったのに疲れは感じないのか?

「そんな感想は良いから早く宿まで行くぞ。ここにいては、また変な霊体に襲われるか分からないぞ」

「そ、それもそうですね。」