世界を旅する武芸少女

法を人の上に置く・・・つまり、どんなに偉い人間でも法を犯せば裁かれるし、法の名のもとに死刑をされることになる。それは勿論、女王であるクレアでも法によって抹殺される事にもなる。

クレアは大臣が目指す法治国家を素直に凄いと認めていた。しかし、これこそが大臣の狙いであった。

まず始めに急に法で国を支配することになった為、国の上層部の黒い噂や過去の悪事を暴き、法によって抹殺した。国の上層部はいつの時代も悪事を行い、それをひた隠す。

こうして次々と国の上層部を抹殺して気付けば、すでにクレアの周りには大臣の有力な家臣ばかりとなっており、味方はごく僅かとなっていた。

時は来たと感じた大臣はクレアを抹殺するために軍を動かした。クレアには元々不思議な力があり、大臣は前からクレアを消そうと考えていたのである。

直属の味方が少ないクレアは戦う兵が殆んど居らず、戦う前に僅かな見方を率いて逃げることにした。そこで、先代当主の墓へ行き、追手にバレないようにここで冷凍睡眠したという。