世界を旅する武芸少女

クレアがいうには、その昔クレアが王位に就く前からこの国には反乱分子がいた。それもダイト王国の大臣で他国と密かに通じて、クレアが王位に就く前はかなりの劣勢で1つ間違えると滅亡するまでに追いやられるところであった。

当時の王は年老いていつ死んでもおかしくない状況であり、しかも皇位継承者が大臣の暗躍で次々と死んで行き、皇位継承者は大臣が利用しやすいと思っていたクレア一人となった。

やがてクレアが王位に就くと大臣はクレアを傀儡として扱おうとしていたが、クレアは前から大臣が国内を不安定にしている者と知っており、クレアとその他の大臣を恨む者は大臣を追放した。

そして、国内を安定させたクレアは一気に他国へと攻めこんで王位に就いて僅か7年で超巨大帝国を築き上げたのだ。

しかし、超巨大帝国を築いたと同時に国内は再び不安定となった。攻め滅ぼした国の民が反乱ばかり繰り返したり、政治などで敏腕をふるう者が広大な領土の割に少ないのだ。しかし、それでもクレアが一人で上手く政治を行っていて、当初は上手くいっていた。

しかし、家臣の一人が追放した大臣を呼び戻して国政に参加させるべきと言い出した。追放した大臣は政治だけなら物凄い実力があり、他国の王は『政帝』と呼んでいた。

大臣は超巨大帝国を法で支配する法治国家へと導こうとした。様々な民族を抱えるダイト王国の民を法で支配するという当時ではあり得ないことをやってのけたのである。

しかし、この法というものが相当のくせ者であった。