階段に沿ってドンドンと降りていくと三つの分かれ道が出た。1つは明かりのない真っ暗な道、もう1つは寒いけど明かりがついている道、もう1つは至って普通の道である。

「むむ・・・真っ暗は嫌だな。普通の道は詰まらないし、やはりここは寒いけど明かりがついている道だな。この道進めば必ず何かあるという確信があるし、私はただ自分の直感に殉ずるぞ!」

遥は何だか楽しくなってきた。まるで冒険・・・ダンジョンを攻略するような楽しさが出てきた。それに遥の直感はかなり当たるのだ。

ここから先に進むと何か強敵と出会う可能性があるが、財宝の匂いもする、ついでに声の主も助けて一件落着としよう。