階段を下り、どんどん地下へと行く。地下へと行くほど寒く感じてしまい、それと同時に恐ろしく強い霊圧を感じてくる。この霊圧は明らかに敵意のある霊圧であり、この霊圧のせいで先ほどから遥に聞こえていた女性の声が全く聞こえなくなった。

ところで先ほどから後ろからカタカタと聞こえるのは何だろうか?お約束の鎧を来たゾンビだろうか?

「おい、ゾンビ達。私を倒したければ早く攻撃してこないか?」

さっきから遥は背から変な感じがしていた。これは弱い霊圧・・・つまり大したことない雑魚である。そんな雑魚ゾンビに向けて殺気を全開する。遥が殺気を全開させるとその場の空気が途端に変わり、人だろうがゾンビだかろうが体が重くなって、遥の目をみると金縛りに合うらしい。

遥は振り返ると・・・ゾンビは何かを察したかの様に必死に逃げようとしていた。しかし、遥の殺気のせいで体が重くてうまく逃げられない様子だ。

「本来ならば斬り殺すところだが、ゾンビを倒して刃に変な体液が付くと嫌だから鉄砲で倒すとするか。」

すぐさまに遥は鉄砲をドーンと放ち、ゾンビの頭を粉砕させた。

「ゾンビは気持ち悪いな。粉砕したら変な体液が飛び散るしグロい。霊体の方がマシだな。」

刀から鉄砲に持ち替えて更に階段を下る。