ヴァーチャル・リアリティ

4人の不気味な笑顔に背中がスッと寒くなっていく。


この人たち、普通じゃない!


咄嗟にそう感じ取った。


「あたしたちを外へ出して!!」


百花が叫ぶ。


「もちろんだよ、ゲームは終わったんだからね」


男性が答える。


よかった。


外へ出る事ができる……!


「だけどその前に、もう少し眠ってもらうよ」


男の言葉を合図に4人が一斉にマスクをつけた。


市販のマスクではなく、ガスマスクのように顔全体が覆われるものだ。


次に部屋の四隅から白い煙が立ち上がる。


「なに?」


百花があたしの腕を痛いほどにつかむ。