処刑バッヂ

涼希の言いたい事は理解できるけれど、納得はできなかった。


「とにかく今はこの9人の共通点を探そうよ。友達って意外になにかないかな」


「この学校の3年生ってことくらいか……」


涼希は険しい表情になってそう言った。


たったそれだけの共通点じゃピンと来ない。


もっと、こうなってしまう原因はないだろうか。


あたしは自分の記憶をグルグルと探る。


この9人で遊ぶようになったのは高校に入学してからだ。


なんとなく馬があう通しで一緒にいると、それがだんだん当たり前になって来て大きなグループになっていた。


長期休みになると必ずと言っていいほどこのメンバーで行動した。


「あ……塾?」


ホワイトボードを見つめていた涼希がそう呟いた。