処刑バッヂ

「ずっとここにいれば大丈夫じゃない?」


梨央が涼希へ向けてそう言った。


アラーム音は聞こえなくしているし、鍵もかかる。


しかし涼希は「わからない」と、左右に首を振った。


「俺たちにメッセージが届いたってことは、相手にも何か届いてるかもしれない」


捕まえる側の気持ちを揺さぶるようなメッセージが送られてきていたとすれば、また自体は変化していることだろう。


それがわからないことには、なんとも言えない。


「ちょっと待って、ここに来て何分?」


今メッセージが送られて来たと言っても、今から10分後になるワケじゃないはずだ。


犯人がそんなに優しいとは思えない。