処刑バッヂ

「まだ中学の頃だったかな?」


涼希の言葉にあたしは「え?」と、首を傾げた。


このメンバーで遊び始めたのは高校に入学してからだ。


それまでは顔も名前も知らなかったメンバーもいる。


自分の記憶違いだったのかな?


そう思い、あたしは首をかしげた。


「ほら、駅前の塾には他校生も来てただろ。その中にトオルがいた」


「え……?」


「若菜はあまり覚えてないだろうな。隣のクラスだったから」


そう言われてようやくピンときた。


そうだ。


あたしたちは同じ塾だったけれど、クラスが違ったんだ。


駅前の塾に通う学生は多く、レベルごとにクラス分けされていたのだ。


「パーティーにはみんな参加してたよね」


梨央が言う。


「あぁ。それに、そんな昔のことを今更こんな形で再現するとは思えないよな」


涼希はそう言ってため息を吐き出した。