「……ほぉ?」 お父さんは意外そうに、少し笑みを浮かべた。 「それから…翔炎を悪くいうのは許しません」 「沙恵ちゃん…」 なぜか真緒が泣きそうになっている。 「そうか。なら俺はもうこれ以上何も言わない」 …え、それってもう突き放されたってこと? 「俺は昔暴走族の総長だったんだ」 「!?!?!?!?」 お父さんの突然のカミングアウト。 周りもみんな驚いている 「だから、沙恵も咲夜も、暴走族と1番遠い生活をさせてるつもりだった。…まさか2人とも真逆に行くなんてな」