イケメン悪魔とツンデレ美女、ひとつ屋根の下で




「な、なんで」


いきなりなに?

説教でもはじまるわけ?


そこのイスとは、食卓のイスのこと。


「いいから座れって」


また、うながされる。


葵ちゃんは、わたしの隣でキョトンとしている。


もう、葵ちゃんがびっくりしてるじゃん!!


そう思いながらも無視して自分の部屋に入ったほうが空気がわるくなると思い、とりあえずイスに腰かけた。


「暁、いったいなにーー」


パンーッ!!


「っ彩ちゃん!!

誕生日おめでとう~っ!!!!」


突然鳴り響いたクラッカー。


頭の上には細長い金紙と銀紙。


目の前に現れたショートのホールケーキ。


チョコプレートには“彩HAPPYBIRTHDAY”の文字。


「......っ...え...?」


なにが起きているのかがわからない。


わたしは成績はいいはずなのに、

今この状況がまったく飲み込めない。