「...は?」 わたしは思いがけない人の訪問に、思わずそう声が漏れる。 「邪魔」 ソイツはそう言って大きな荷物をかかえてわたしの家にズカズカと入ってきた。 「ちょ、ちょっと! わたしの家に勝手に入らないでくれる!?」 彼の背中を追いかけそう投げ掛けると、 こちらを振り向き 「俺の家でもある」 なんて堂々と言ってくるソイツの名前は...久隆暁(くりゅうあき)。 わたしの幼なじみだ。 といっても、暁が隣の県に引っ越したから会うのは小学校以来だ。 会いたくなんかなかったけど。