すこし反応に戸惑いながら、オレンジジュースを飲む。

｢神崎くんとあたしってさ、アンバランスだよね｣

突然放った言葉がそうだった。

別にそう深く思ってるわけじゃなかったけど
未だに、あたしへのちょっとした嫌がらせがあるので気になってただけだった

｢は？｣

やっちゃったのだと悟った。

｢ご、ごめん。深く思ってるわけじゃないんだけど…｣
｢じゃあなんで言うんだよ｣
｢ちょっと、あたしと神崎くんが付き合ってから知らない女子からよく悪口言われるようになって｣

そしてこれも口が滑ったと思った

｢は？そんなん聞いてないんだけど｣
｢まぁ言ってないからね…｣

どうしようせっかく直ってきたのに。

あたしってほんとばか

｢でも、大したことじゃないし｣
｢大したことじゃないとか言うなよ、嫌なら嫌って言えよ俺に｣