「……」
「……」

…あたし、どうしてこうなってんだろう

いやあたしが悪いのか?

…なんでこの男は…こんな不機嫌なんだ


理由を聞いても無視
切り替えようと話しかけても無視

もはやもうあたし帰りたい

でもせっかくのデート

…っていうか、奴から誘ったくせに!

「あ、あの…」
「あ?」

ひぃぃぃっ。

なんでなんで!?

目の前には溶け始めるかき氷。

周りはこの不穏なあたしたちの雰囲気に気づいているだろうか。

いや、わかんないか


かき氷に手をつけようもつけれない…。