なた君のカノジョ

「ってことで、こいつは俺のだから」

そう言って、あたしを引っ張る

されるがままに、あたしもそこから去る

今度あった時、謝罪しなきゃ

…しなくていっか


「…震え、止まった?」
「え?」

震え?

「震えた」

…そうなんだ

あたし、怖かったんだ

「まだ、怖い?」

ううん、

「怖くない」
「そっか」

クシャッと笑った神崎くんの笑顔を見た時、初めて胸の奥で衝撃が走った

初めての体験

え、

そこから鼓動は高まるばかり。

な、なんなんだこれ

「帰ろっか」

ん、と言って手を差し出した神崎くんを見つめる。



「神崎くん、かっこいいね」

無意識だった
思ったことポロッと言ってしまうくせ

でも異性相手にそんなこと言う日なんか来ないと思ってた。

言いたくてたまらなかった

なんか、しらないけど。

「っ…!」

言った瞬間、神崎くんは耳まで真っ赤にさせて、俯いた。

それが可愛いなんて思ってしまう

あたし…どうかしちゃったかな