勿論学校は遅刻し、だが俺は今朝の女の子の事が気になって仕方がなかった。

俺は、学校が終わると急いで帰る支度をして桜の木に向かった。

「さすがにいないか……。」

「誰か探してるの?」

背後から突然彼女は現れた。

「うわっ!びっくりした…!」

「ごめんごめん。驚かすつもりはなかったの!で、誰探してるの?」

「え…!?」

君を探していたなんてそんなの……言わるわけがない!

「まぁいっか!それより、今学校帰りでしょ?」

「え?まぁ、そうだけど。」

すると、その言葉に彼女は少し微笑んでいてなぜ笑っているのか尋ねた。

「なんでって、最初は敬語だったのに今はタメ口になってるから!」

「…。!?!?」

俺は、タメ口になってることを今気づき顔を真っ赤にした。

「ぷっ。あははははは!顔真っ赤!」

「み…見るな!!」

俺は、慌てて手で顔を隠した。

手で顔を隠しながら、君の顔を見るとそれは夕日がちょうど見えていたせいか君は……。

体が消えかけていることに俺は気づいた。