こうして午前中は教習所、午後は図書館により受験勉強という私の生活スタイルにプラスで谷村くんが着いてきた……。
しかも、午後の図書館には週三で里田くんも来る……。
私の平穏夏休みはあっという間に消え去った……。
「なんで、こうなった……」
小声で思わず呟く現在、教習所を終えてお昼を適当に食べてきた図書館自習室。
私を挟んで二人の男子が、にこやかに黒い会話を始める……。
真夏の図書館がここだけ凍えてるレベル……。
私がこの二人を止める?
とんでもない!
ホントなら逃げ出したいが、着いてくるのがわかり切ってるのでここでは超他人のフリである。
話しかけられても、答えない。
見ざる、言わざる、聞かざるを貫き通して早くも一週間であった。
さすがにそろそろ、このままではまずいと二人も思ったのかやっと今週に入って表面上穏やかになった……。
夏休み二週間目にして、既に内心はげっそり……。
夏を過ごし切ったのではくらいに疲弊していた。
しかし、今日だけは私は二人から逃げ出した。
なにせ、先週がキツすぎて本日私は泣きついて春子を呼んでいた。
なので今日は春子と二人で勉強しているので男子を寄せ付けなかった……。
完全に私もプチッと来たので、こっち来んなよオーラを存分に漂わせたのだった。
私も、やる時はやるのである。



