なぜか私、クラスのイケメンツートップに告られました!


そうした、男子達の多大な熱気とやる気に満ちたグラウンドは殺伐とした空気と緊張感が漂っていた。

彼らは、本気のやる気である。
この時期の男子。
色気もありつつ食い気は最優先事項である。
こと動きの激しい運動部男子においては食事はお金の掛かる一大事であった。

なので、今回の開会式での生徒会長の賞品内容にやる気になっているのだった。

この状態を見て、ニヤニヤと笑う生徒会長。

「やっぱ賞品これで正解だったな。いつになくやる気に満ち溢れた運動会になって体育教師達が喜んでるぜ?」

そこに、後輩で生徒会書記の柳井くんは言った。
その顔は苦めの表情。

「して、その心は?」

「これで、俺の評価も上がるだろ?今後の為にも点数は稼ぐに限るぜ?」

ニヤッと笑った顔は腹黒そのもの。

「それに、あの葉が気になる女子も検討がついたしな。今日は実に色々な収穫が出来たってもんだ」

あぁ、里田先輩。
この人、ダメです……。
僕じゃどうにもなりません……。

そう内心で呟いていたのは、届かない。

腹黒生徒会長は本日も絶好調だった。

その頃、始まったリレーの待機場所では里田と谷村が顔を合わせていた。

「ちゃんと話して預けて来たのか?」
「当たり前だろう?あんなに顔色が変われば体調が悪いのくらい分かる」