そんなわけで、昨日と代わり私と春子が給仕に入ることになり編成メンバーが変わるものの無事ローテーション通りに仕事を担当することが決まった。
私は、悲しいかな。
春子の白猫と仲良く白うさぎである。
この恥ずかしいコスプレ状態、精神にくる……。
昨日頑張ってた給仕組を褒めたたえたい。
今日は私も頑張らなきゃだけどね……。
こうして、既に何かを削られつつ一般公開の文化祭がスタートした。
もちろん、初っ端からうちのクラスは大好評で長蛇の列になっていた。
列の管理も大変である。
そこを受け持つべく副委員長と交代したのだと、廊下を見て気づいたら文句の言い様もなく私はひたすら給仕にクルクルと忙しなく動き回ったのだった。
「咲、休憩だよ」
春子からの声掛けに、ついてた四人と次の四人が交代した。
裏についてようやっと一息つく。
表のカフェは始まって一時間がたった今も大好評だ。
廊下の列は途切れないし、教室はずっと満員で入れ代わり立ち代わりお客様がいて途切れない。
カウンターもテーブルも大変な思いで回していた。
休憩に入るとカーディガンを羽織って私と春子は食料調達に出ることにした。
とりあえず、焼きそばとフランクフルトにクレープは欲しいと屋台ブースの中庭を目指した。



