「所詮親友ってそんなもんだったんだねっ!バッカみたい、ホント…」



八つ当たりだ、完全に。




そっと顔を上げると、夕の表情が凍り付いていた。



ああ、何で。





私は一番大切な人を、こんなにも深く傷つけてしまうのだろう。


ごめんね、お願い、気にしなくていいから。



__ねえ、そんな傷ついた顔、しないで…。



何かが、壊れていく。ガラガラと、音を立てて。
怖い、怖いっ…。



何もかもが終わった。そんな気がして、私は膝から崩れ落ちた。