「分からないの。どうしてかしら。 タマさんの言う通り、本来なら施設に預けるべきなのに。 無意識だった。 振り返ってみても縫一のところ以外考えられなかった」 その人は本当に不思議そうに、自分に問いかけるようにそう言った。 私は苛立ちを抑えて自分なりに考察してみる。 だって、私がここへ来たのは怒って喚く為じゃないんだから。 「あの、多分ですけど。 誰かに助けて欲しかったんじゃないんですか?」 私の言葉にその人はハッと息を呑む。