カクテル紅茶館の事件簿録


「おはよう!」

「たまちゃんおはよう。今日はよろしくね」

昨日よりも早い時間に来た私に、ヌイは一瞬だけ驚いた表情を見せたけどすぐににっこりと笑った。

「こちらこそ、本当口だけの奴ですがよろしくね」

「たまちゃん?本当にそう思う?」

ヌイは強い瞳で問いかけてくる。

「だって……。私にはヌイみたいな鋭い観察力なんてないもん。

少しの情報から色々を推測できる頭脳もないもん」

あまりに強い瞳だから、一瞬言い淀んでしまう。

が、それでも私には私の力なんて見つけられなかった。