カクテル紅茶館の事件簿録


「そうねぇ。たまにはそういうのもいいかもしれないわねぇ」

そりゃそうだ。

誰が好き好んで働き続けられるだろう。

しかもお父さんと違ってお母さんにはお給料は出ない。

私と違ってテストの点数や成績で評価されることもない。

なんの目標も終わりもなく繰り返されるそれらはきっと途方もないだろう。

「でもやっぱりいらないかなぁ。

別に一日中動き回ってるわけじゃなてお茶を飲んだりテレビを見たりしている時間だって充分にあるし、多分お母さんが無理だもの」

「無理?」