「……」 「タマちゃんは苦手?」 「……」 「おーい。たまちゃーん?」 うん。 放っておこう。 ヌイは答える気がないのだろう。 だったらこれ以上続けていても無意味だろう。 そう感じた私はくるっと身を翻しいつもの椅子へと腰を下ろす。 ヌイはと言うと、 「たっまちゃん♪たっまちゃん♪ふふふふふーん♪」 なんとも言えないセンスの鼻歌を奏でながらお茶の準備を始めている。