そのとき座り込んでいた私の手を取り、 「さぁ、共に行きましょうお姫様。」 そう言って立たせてくれて、あたしの手の甲に そっとキスをした。 その行動の意味はわからなかったけど、 少し顔がポッと熱くなる感じがした。 なんだろう、この感覚。