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「プロポーズ、上手くいった?」
「えっ」
その夜。あたしはそのまま高桐先生の家に泊まることになって、梨華さんを迎えに来た後藤先生が、高桐先生にそう言った。
まさか後藤先生がプロポーズのことを知っていたなんて知らなくて、あたしは思わずビックリして後藤先生を見る。
「後藤先生知ってるんですか!?」
…ちなみに今は、高桐先生のマンションで4人仲良くテーブルを囲んで焼肉中。
喫茶店から帰ってきた後、梨華さんが準備をしていてそれにも驚かされた。
後藤先生や梨華さんは、今日高桐先生があたしにプロポーズをすることを知っていたらしい。
再会したその日に言う、と何度も言っていたらしくて、だからお祝いの焼肉パーティをすることも決まっていたことを、あたしは3人に聞かされた。
「もちろん。俺学校で奈央ちゃん前にしてこらえんの必死だったからね」
「そんなこと言ったらあたしも事あるごとにニヤケちゃって大変だったんだからぁ」
「でも陽太のことだから絶対ヒヨってると思ったわ」
「うん。あたしも正直…ねぇ」
「ね」
後藤先生と梨華さんはそう会話をしながら、目の前のお肉を焼いていく。
その言葉に、高桐先生が目を細めて言った。
「失礼な。ちゃんと言ったし。“結婚して下さい”って」
「で、上手くいった?」
「もちろん。いってなきゃ奈央ここにいないでしょ」
高桐先生がそう言うと、あたしは何だか照れくさくて下を向く。
「嬉しかったです。まさかプロポーズされるなんて思わなかったんで」
「結婚かぁ…あたしはじゃあ、奈央ちゃんの義理の姉になるんだね」
「あ、そうですね。そう言われてみれば」
よろしくね、と梨華さんに言われて、あたしも「よろしくお願いします」と返事をする。
最初は梨華さんのことも、恋人か奥さんだと誤解してしまっていたけど、今こうやってよく顔を見ると何より顔が似ているな。
不安になっているとそういうことは本当に気づきにくくなってしまう、気がする。
「プロポーズ、上手くいった?」
「えっ」
その夜。あたしはそのまま高桐先生の家に泊まることになって、梨華さんを迎えに来た後藤先生が、高桐先生にそう言った。
まさか後藤先生がプロポーズのことを知っていたなんて知らなくて、あたしは思わずビックリして後藤先生を見る。
「後藤先生知ってるんですか!?」
…ちなみに今は、高桐先生のマンションで4人仲良くテーブルを囲んで焼肉中。
喫茶店から帰ってきた後、梨華さんが準備をしていてそれにも驚かされた。
後藤先生や梨華さんは、今日高桐先生があたしにプロポーズをすることを知っていたらしい。
再会したその日に言う、と何度も言っていたらしくて、だからお祝いの焼肉パーティをすることも決まっていたことを、あたしは3人に聞かされた。
「もちろん。俺学校で奈央ちゃん前にしてこらえんの必死だったからね」
「そんなこと言ったらあたしも事あるごとにニヤケちゃって大変だったんだからぁ」
「でも陽太のことだから絶対ヒヨってると思ったわ」
「うん。あたしも正直…ねぇ」
「ね」
後藤先生と梨華さんはそう会話をしながら、目の前のお肉を焼いていく。
その言葉に、高桐先生が目を細めて言った。
「失礼な。ちゃんと言ったし。“結婚して下さい”って」
「で、上手くいった?」
「もちろん。いってなきゃ奈央ここにいないでしょ」
高桐先生がそう言うと、あたしは何だか照れくさくて下を向く。
「嬉しかったです。まさかプロポーズされるなんて思わなかったんで」
「結婚かぁ…あたしはじゃあ、奈央ちゃんの義理の姉になるんだね」
「あ、そうですね。そう言われてみれば」
よろしくね、と梨華さんに言われて、あたしも「よろしくお願いします」と返事をする。
最初は梨華さんのことも、恋人か奥さんだと誤解してしまっていたけど、今こうやってよく顔を見ると何より顔が似ているな。
不安になっているとそういうことは本当に気づきにくくなってしまう、気がする。

