《あとがき》



この度、「高桐先生はビターが嫌い。」を読んで下さった読者の皆様、こんにちは。

初めまして、作者のみららぐです。

今、このページでこういう文章を打っているということは、本当にこのお話が終わってしまったんですね。

そう思うと、やっぱり寂しいです。凄く。毎度の事ながら。


そもそもこのお話は、「教師と生徒」ものの恋愛を描きたいと思い、登場人物やお話の設定などを考え始めたものでありまして。

そんなに最初から細かく設定をしていなかったので、途中で何度もつまづいたり、消そうかと毎日本気で悩んだり、

実は、つい前ページまで、結局は最後まで、ストーリーの雰囲気が全く掴めなかったお話でもあります。

小説を執筆しているとき、登場人物はもちろん生きているので、いつもは作者の中でキャラクターたちが「こうしたい!」「ここは違う!」など、

ヒントを常に与えてくれるのですが、このお話は違って、高桐先生や奈央ちゃん、後藤先生や唯香ちゃん、市川ちゃん…みんなが、黙って動いてくれるタイプだったんです。

例えば、今までの小説で言うと、自己主張が激しかったのは、

『初恋フォルティッシモ』の三島くん。

『兄貴がイケメンすぎる件』の翔太くん。

『あたし、ブサ男に恋してます。』の美希ちゃん。

…などですかね。他にもいた気がしますが。。

でもその点、この『高桐先生~』はキャラクターたちがすんなり動いてくれるぶん、執筆しやすくもありました。

…クライマックスも、最後は離れ離れになってしまう…と、実はもう最初から決めていましたしね笑

でも、一見バッドエンドにも思えるかもしれませんが、高桐先生と奈央ちゃんはこの先、時間がかかっても必ず会えます。

そういう設定です笑

なので、ハッピーエンドだと思って下さい。

たまにはこういうのも…なんて思い、前ページの形で終わらせてみました。


ここまで読んで下さった読者の方々、いかがでしたでしょうか?

途中、もしかしたら誤字脱字など、お話の矛盾点もあるかもしれませんが、もし見つけてくださった方がいらっしゃいましたら、遠慮なく教えて下さい。

そして、先ほども言いましたが全く最後までお話の雰囲気、高桐先生と奈央ちゃんの雰囲気について行けなかった…作品でもありますので、

そこは深く…反省致します。

もしかしたら、読んでくださった方々にも、伝わっていたかもしれませんね。


ですが、ここまで。

この!文章まで、読んで下さった方。

あなた、あなたです。

本当に、ありがとうございます。



最後に。

心の底から感謝します。




2018.12.16


『高桐先生はビターが嫌い。』

作者:みららぐ