「………いってきま~す……」



朝の7:30、私はいつものように物音を立てぬよう家を出た



私のその言葉に返ってくる声はないけれど、



"好きな人と同棲している"



この事実が紛れもなく現実に感じられて



毎朝欠かさずそれを言って家を出る