ーザアアアァ、、、、



空はまるで泣くかのように、
大粒の水滴を止め処なく大地に叩きつけていた


ーゴオオ、、、
ドンッ

ガラガラ

ドオォン…


天がまるで怒っているかのように
激しい雷鳴が轟き、

大地は悲鳴をあげるように次から次へと裂け、
ありとあらゆる天災が猛威を奮っていた。


海は荒れ狂い、
押し寄せる津波に全てがさらわれ
何もかもが崩壊してゆく


自然も街も大地も
人、動物、生きとし生ける者何もかも


ー崩壊してゆく



「なんでなの…」

この世の終わりのような、変わり果てた残酷な景色。
いや、『終わりのような』ではない。




そう、この世が終わる間際だった。