少し雪が積もって白くなったブランコ 手で払って、座る 家から出されるといつもここに来る。 とくに思い入れがある訳では無いけど、ここしか居場所がないから。 「さむ……」 息を吐くと、白くなって消えてく サンダルで来たことを後悔しながら、ゆっくりとブランコをこいだ