私は、慎重に言葉を選びながら答えた。 「ありがとう。 とっても嬉しかったよ。 そうだね、5年後、もし、お互いに 付き合ってる人がいなかったら、その時 考えてみようかな?」 私がにっこり微笑むと、晴生くんも微笑んで、 「約束だよ。」 と言い、筆箱を持って、部活動へと去っていった。