「いただきます。」
「いただきます。」
2人で手を合わせて、夕食を食べる。
「うん。
やっぱり里奈の唐揚げは、おいしい!」
にこにこしながら、パクパクと食べてくれる。
「ごちそうさまでした。」
「お粗末様でした。」
私が食器を片付けようと席を立つと、
「里奈、片付けは後でするから、今は座って。」
私は、そのまま腰を下ろした。
「今、父と話してきた。
縁談は、全て断るように言ってあったん
だけど、今度のはまとまれば、うちの利益も
大きいから、とりあえず会うだけでも…と
いう事で受けたらしい。」
「………」
「父は、
『今、結婚を考えてる人がいないなら、
選択肢の1つとして会ってみればいい』
と考えてたみたいだった。
だから俺は、今、結婚したい人がいるって
言ってきた。」



