「あれ? 社長が乗り気だったから、もう決まりだと みんな思ってたんだけどなぁ。」 課長はニヤニヤしたまま、自席に帰っていった。 晴生は、苦虫を噛み潰したような顔で、課長を睨んでいる。 私は……… 不安でいっぱいだった。 やっぱり、御曹司くんには、ご令嬢がお似合いだよね… 私は、もやもやした気分のまま、月初更新をかけ、データを整えた。