係長に腕枕をされながら、私は自分で自分を納得させていた。 私は係長が好きだったんだから、これで良かったんだ…と。 私は、今、幸せなんだから。 だけど、その幸せは長くは続かなかった。 日付けが変わる前、係長は、 「また明日」 とシャワーも浴びずに帰っていった。 残された私は、その時は深く考える事なく、酔いもあり、すぐに眠りに落ちた。