そこまで、言ってもらえて、嬉しくないわけがない。
でも、そこで飛び込んで行ける程、もう純真でもない。
私は、無言で、いる事しか出来なかった。
「里奈………
里奈は、今まで俺といて、1度もドキドキ
した事、なかった?
里奈の中で、俺は、今も恋愛対象外の
中学生のまま?」
………そんな事はない。
手を繋いだ時も、腰を抱かれた時も、キスをされた時も、抱きしめられた時も、『里奈』って名前を呼ばれた時も、いつもドキドキしてた。
課長といる時より、ずっとドキドキした。
これって、恋なの?
晴生くんが好きって事なの?
30にもなって、課長以外に恋をした事がない私には、難しすぎる問題なのかもしれない。



