ズキッと痛む心。

満タンになったはずのパワーが
どんどん吸い取られていく感じ。


何だろう?この気持ちは…


「素敵な写真ですね…。隣で写っているの、彼女ですか?」

この事を聞かずには
いられなかった。


「は?」

私の言葉に梅田さんは目を大きくして驚いていて。



「ああ………」

そう言うと、
その写真立てをパタンと
伏せた。


━━━もしかしたら、

私は、恋をしてるのかもしれない。

それは、どんなにお願いしても

叶う事のない想いで。



だから、この気持ちは
私の心の中だけ。


私は、梅田さんの笑顔を見ているだけで

パワー満タン。

元気になれるから。