「あんな言い方して。頑張ってるんだな―――、鈴ちゃん。」 と、私の隣で屈みこみ 同じ目線になる梅田さん。 ポンッと… 私の頭の上にのせられた手。 “鈴ちゃん…” と、色っぽい声。 あまりの近さと、 その温かい手に ドクン━━━━… と心臓の鼓動が早くなった。 どうしてだろう………? キスをされた あの時と違って 今は梅田さんの近くにいる事が なんか、嫌じゃない。 心強い━━━…とても。 「頑張って…ないよ…」