「ちょっといろいろあって、どうしようなんだケド。

ドキドキで私の心臓ダメになっちゃうかも。」



「どうしたの、急に!!??」


愛梨は私の発言に
目を大きくして驚いている。




思い出すだけでーーー
私の頭の中にさっきの出来事が
鮮明に…蘇ってきて━━━…

ボンッ……と
火が付いたように顔が熱くなる。


「愛梨……、あのね?」



―――私の幸せな緊急事態は今から20分前。