次の瞬間。 私の視界から 梅田さんはいなくなった。 心の中にポッカリ穴が空いた。 そんな感じになった。 焦げ茶色のフローリングに一歩足を踏み入れ、 シャッ………… 昼間なのに遮光カーテンを 思いっきり閉める。 私はそのまま床に 崩れ落ちるように座り込んだ。 私の嗚咽だけが聞こえる部屋。 「梅田………さんっ……」 知らないうちに 梅田さんの名前が出てきて。 それからすぐの事だった。 ガチャ………… 私の目の前に眩しい太陽の光が差し込んできたのは。