「観覧車がいいな。」 私の最近の夢。 好きな人と観覧車に乗る事… 梅田さんなら尚更、 乗りたいんだ。 「じゃあ、乗りに行くか。行こ?」 私の頭をポンポンと叩いてから、 立ち上がった梅田さんは 私に手を差し出した。 「はい♪」 梅田さんの手を握り、 少しの間、手を繋いで歩いた。 ドクン───── ドクン───── 一定のリズムを刻む心音。 梅田さんの事、 好きだなぁ…………って 体に感じるよ。 それ故、不安も大きいんだ。